防音二重床の場合でも、歩行時にはわずかな揺れや沈みを感じることがあります。
マンションの床の仕様には、大きく分けて2つの施工方法があります。
①直張工法
コンクリートスラブに接着剤で直接施工する防音直張り床材を施工するもの。
床材裏面にクッションが付いており、振動を吸収して防音性能を得ることができます。
②防音二重床工法
スタッドと呼ばれる脚(防振脚)の上に20mm程度の木質ボードを張り、その上に12mmの合板フロアを施工するもの。
脚先にはゴムが付いており、振動を吸収して防音性能を得ることができます。
防音二重床の場合、防音直張り床材ほど沈み込む感じはありませんが、多少沈み込みがあるのは、防音性能を確保する上で、やむを得ないものです。